キャストが語る、アニメ『グノーシア』の見どころ
ユーリとラキオによる注意事項のアナウンスで幕を開けたイベント。登壇者が揃うと、まずは作品紹介のコーナーへ。
現在放送済みの第4話までの場面写真を振り返りながら、木村プロデューサーは「4話までご覧いただければ、1話では何もわからなかったユーリが、これからどう活躍していくのかが垣間見えるような展開もあったと思います。ここから先も楽しみにしていてください」と今後の展開への期待を語りました。
ラジオ企画「GNOSIA RADIO」プロデューサーの石井さんは、「ゲームでもいろんな役割になったり体験を重ねていくじゃないですか。アニメはそれを(ユーリ視点で)トレースしている部分もあり、まだ4話の段階ですが、今後どうなっていくんだろうという期待感がありますね」とこれまでの放送を振り返りました。
早稲田祭に合わせた特別企画として、「ループ・分岐・選択-もしあの時に戻れたら?-」というテーマで、現在の職業に就いたきっかけや、今大学生になれたら何をしたいかというお題に登壇者それぞれが回答。
安済さんは、「子供の頃、合唱団に入っていて、年に1回小規模なミュージカルをやっていたんです。お芝居は楽しいけれど、姿を出して演じるのはなぁ……と思っていたところ、母から『声優という仕事があるんだよ』と教えてもらったのがきっかけです」と、声優を志した原点を明かします。
七海さんは、「小学生の時に朗読をやって、先生にめちゃくちゃ褒めていただいたことがすごく嬉しくて。言葉で伝える、表現するってこんなに楽しいんだと思ったのが最初でした」と語り、その後宝塚に入団後、「涼風真世さんが『るろうに剣心』で声優を務めているのを見て。宝塚を退団した後、アニメの世界でさまざまな役に挑戦してみたいという夢があったので、その道に飛び込みました」と、声優への道を選んだ経緯を振り返ります。
「もし今大学生になれたら何をしたいか」という質問には、安済さんが「勉強はしたいですね。大人になって仕事をするうちに、もっと深く知りたいジャンルが増えていって」と答え、七海さんも「早稲田の授業、出てみたいです」と共感を示しました。
石井さんは「僕は明治大学だったので、早稲田は敵地なんですけど(笑)。教室では一番後ろの端っこで、全然授業を聞いていない学生だったので、ちゃんと聞いておけばよかったなと」とユーモアを交えてコメント。
早稲田大学OBである木村プロデューサーは、自分で本を買ったりしない限り、新しいことを勉強をする機会はもう中々ないので…という語り始めで、「毎週決まった時間に講義を受けて、試験を受けたりレポートを書くという経験は社会人ではまったくなくなるので、あれはあれで本当に楽しかったなと今になってようやく思いますね」と、学生時代を振り返りました。
宇宙船を舞台にしたすごろく対決で会場が一体に!
続いては、作品の宇宙船を舞台にしたすごろく対決コーナー。メインコンソールをゴールとし、誰が一番早く到達できるかを競う企画で、マスには「エピソードマス」「演出マス」「空白マス」の3種類が用意されました。
エピソードマスでは、しげみちにちなんだ「ラーメンの話」、セツにちなんだ「最近訓練していること」など、キャラクターにかけたお題に則したトークを登壇者が展開。本当の話をするか嘘の話をするかを登壇者が自由に選べるルール。会場の観客に見破られるとコールドスリープ(1回休み)になってしまうため、欺こうとトークを展開する登壇者vs真偽を見破ろうとする観客という形で、会場一体でゲームに取り組み、大いに盛り上がりました。
また、演出マスでは、原作ゲームにちなんだ名前のコマンドが用意され、「全員排除しろ」を選択すると自分以外の参加者を数コマ後退させる、「かばう」を選択すると最後尾にいる参加者と居場所がスイッチする…などといった仕掛けも。コマンドの内容は伏せられているため、登壇者も観客も次の展開が予想できない白熱した競争の末、石井さんが見事1着でゴールしました。
告知パートではキャストからの作品に関するお知らせのほか、石井さんからラジオ配信に関する案内も。現在(11/2時点)、配信順1人目の早見沙織さん(ステラ役)、2人目の関 智一さん(しげみち役)の回まで配信中。翌日11/3には3人目の悠木 碧さん(夕里子役)の番組が配信されることが告知されました。
最後に登壇者から挨拶が行われ、安済さんは「早稲田祭というすばらしい学祭に『グノーシア』とともに来ることができて、本当に嬉しいです。まだ見ていない方にも、ぜひ布教していただければ嬉しいです」とコメント。会場からは大きな拍手が送られ、イベントは幕を閉じました。