アニメスタッフが作品関連の出来事をつぶやいたり振り返ったりします。
  • 木村(アニプレックス)
    6.9
    木村(アニプレックス)
    <ダビング>
    アニメ『グノーシア』は、現在ダビングの作業を進めています。
    ダビングとは、制作中の映像にセリフや音楽、効果音を加えていく工程のことです。

    アニメの制作は、それぞれのセクションが分業で作業を進めているのですが、 言うなればダビングは、そのすべてがひとつに統合される瞬間ともいえます。

    シリーズ構成・脚本の花田十輝さんが紡いでくださったシナリオが、 アニメーション制作:domericaさんのスタッフ陣により映像化され、 そこに、安済知佳さんをはじめとするキャストの皆さまの声が吹きこまれ、 さらに深澤秀行さんの劇伴と、川田清貴さんによる効果音が加わっていく。

    そうしてはじめて「こういうアニメになるんだ」と、 スタッフの自分たちにとっても、実感をともなって、 作品の輪郭がわかるタイミングになります。

    このダビング作業を主体的に進めてくださっているのが、 音響制作を担うスタジオマウスさんのスタッフの皆さま。
    そして音響監督の納谷僚介さんです。

    作品全体のディレクションを手がける市川監督と会話を重ねながら、 アニメ『グノーシア』の音響は紡がれ、 いよいよ完パケへと近づいていきます。

    そんなダビングですが、先日行われた初回(第1話)の作業には、 プチデポットの川勝さん、音楽の深澤さんも駆けつけてくださいました。
    アニプレックスのスタッフも、その瞬間を見届けようと、大勢スタジオに集まりました。

    ぎゅうぎゅうの音響スタジオ。

    それも、作品の思い出の1つになりそうです。